間食にプロテイン飲むだけでも食事回数1回プラスだよ♪
食事回数を小分けにすることでインスリンの分泌を抑え(脂肪合成の抑止)、長時間の栄養不足による筋肉の分解を防ぐ(基礎代謝の維持)ため、より脂肪燃焼を期待することができます。(インスリンについては別記事で解説)
また、食事のタンパク質の割合を増やすことで、糖質の割合を減らせるためインスリンの分泌を抑えられ、血中アミノ酸濃度上昇による筋肉の分解を防ぎ、DIT(食事誘発性体熱産生)による消費カロリー増加により、さらに脂肪燃焼に効果を出すことができます。(DITについては別記事で解説)
平均45歳の肥満者を被験者として、約2カ月間にわたり食事回数と高タンパク食の効果を調べた研究があります。
以下の3つのグループに分かれ、すべてのグループにおいて総摂取カロリーは同等にして実験を行いました。
a.1日3回の食事、1日のタンパク質の割合15%
b.1日3回の食事、1日のタンパク質の割合35%
c.1日6回の食事、1日のタンパク質の割合35%
その結果、体脂肪の減少率の平均は、以下のようになりました。
a.3.0%の減少
b.5.8%の減少
c.7.5%の減少
aグループに比べcグループは2倍以上の体脂肪減少効果が見られました。つまり、1日の摂取カロリーは同じでも、食事回数を増やし、高タンパク食に変えれば、体脂肪はより早く減少させることが確認できたということです。
仕事が忙しく、とても食事回数を増やせる状況ではないという方もいらっしゃると思います。かく言う私も数年前まではその一人でIT企業に勤め終電で帰る日々を過ごしておりました。毎日2.2リットルの水筒にプロテインを満タンにして職場に持ち込むのは私ぐらいでしょうか。おっと脱線してしまいました。食事回数を増やせない方は、タンパク質の割合を多くするだけでも脂肪減少効果は上がるので、実践してみてください。