
一歩手前の30代男性も、これちゃんと知っておかないとね!
運動不足と食べ過ぎだと思っていませんか?
その通りです!正解~(*´▽`*)/
ただ、それ以外にも大きな要因があります。
ダイエットで重要なことは「基礎代謝」の向上です。この代謝に大きく影響を及ぼしているのが「褐色脂肪細胞」です。今回は、40代以降の男性が太る一因となっている「褐色脂肪細胞」について解説します。
<褐色脂肪細胞とは>
脂肪は「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」に大別されます。一般に脂肪というと「白色脂肪細胞」を指し、エネルギー貯蔵する役割があり、脂肪の大部分を占めます。それとは全く反対の性質を持つのが「褐色脂肪細胞」で局所的に限られた量で存在し、熱エネルギーを産生しカロリーを消費します。
ヒトは夏よりも冬のほうが基礎代謝が高くなります。これは体温をキープするため褐色脂肪細胞が活性化するからです。
<なぜ40代以降の男性が影響をうけるのか?>
加齢とともに褐色脂肪細胞は徐々に減っていきます。
男性の場合、11~43歳は50g程度の褐色脂肪があるのに、43~56歳では一気に1g程度にまで落ち込みます。そのため、基礎代謝が落ち、太りやすく痩せにくくなるのです。
女性の場合は緩やかに落ち、43~56歳でも30g程度はキープできているため女性への影響は少ないです。
<褐色脂肪細胞を活性化するためには>
・寒冷刺激
寒いところにいれば体温をキープするため褐色脂肪細胞が活性化します。早朝の散歩やジョギングなどをお勧めします。
・水を多く飲む
水を飲むと体液が増え、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)が分泌され、利尿作用とともに褐色脂肪細胞を活性化する働きがあります。
・食品成分による刺激
以下の成分がヒトの温度センサーを刺激し、褐色脂肪を活性化することが分かっています。
(DHA・EPA):魚の油に含まれる。特に青魚に多い。
(カプサイシン):トウガラシなどに含まれる。
(メントール):ミントなどに含まれる。
(アリルイソチオシアネート):玉ねぎやニンニク、ワサビなどに含まれる。
(カテキン):緑茶などに含まれる。