02_ボディメイク0203_生化学・生理学

夢の痩せホルモン ~アディポネクチン~

Kaname
Kaname

運動しなくても痩せられる時代がくるんだ~。凄い!
でも筋肉はつかないから、トレーニングは続けよー♪

 運動すると体内のエネルギー(ATP)が低下し、エネルギーをさらに作ろうとして体脂肪が燃やされます。このエネルギーを作る過程で、「アディボネクチン」の働きが大きく関わっています。これを増やすことができれば、運動しなくても脂肪燃焼が期待できます。

<アディポネクチンとは>

 アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンで、脂肪燃焼の他、全身に回り傷ついた血管壁を修復し動脈硬化を予防したり、肥満などのメタボリックシンドロームを防ぎ、糖尿病予防への効果が認められています。

 内臓脂肪が少ないと、アディポネクチンが増えることが分かっています。逆に、肥満や内臓脂肪が多い方はアディポネクチンの量が少なく、様々な生活習慣病にかかりやすくなります。

<アディポネクチンを増やすには>

 運動はもちろんなのですがそれ以外で、以下の食品成分の摂取により効果があります。

  • オスモチン
    東大の研究により、アディポネクチンの代わりとなって働いてくれる「オスモチン」が発見されました。アディポネクチンを上回る作用が期待されています。特にトマトに多く含まれているので、減量中はぜひトマトを料理に活用しましょう。
  • EPA
    魚の油に含まれるEPAにアディポネクチンを増やす効果があります。アジやサバなどの青魚に多く含まれています。
  • アルギニン
    アミノ酸のアルギニンにはアディポネクチンを増やす効果が確認されています。アルギニンは大豆プロテインにも多く含まれていて、減量中にはオススメのプロテインです。
  • 杜仲茶
    小林製薬と三重大学医学部の共同研究により開発されたお茶です。

 これらは、アディポネクチンを増やし脂肪燃焼に効果があることは確認されていますが、どの程度の量がどのぐらいの効果があるのかは未だ研究段階です。オスモチンのサプリメント化など将来に期待が高まっています。現在はダイエットの補助として考え、運動と食事管理を基本に頑張りましょう!

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